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Channel: Azure 課金・サブスクリプションサポートチームブログ

SendGrid の FAQ

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

Azure で使用する SendGrid の FAQ をご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


本記事は Azure で使用する SendGrid について、弊社サポート サービスに特に良くお問い合わせとしていただくいくつかのご質問についてご案内をさせていただくことを目的としています。

 

!! 注意事項 !!
Azure で使用する SendGrid について全てをご案内するものではございません。
是非、後述の「関連する弊社公開情報」もご参照いただければと思います。

 

SendGrid とは


SendGridは、SendGrid 社様のメール配信サービスです。
Azure 向けに構築された他社様アプリケーションやサービスのオンライン マーケットプレースである Azure Marketplace で展開をしていただいている SendGrid 社様の製品です。

 

SendGrid の FAQ


Q.
1 つの Azure サブスクリプションでいくつ SendGrid を使用できますか ?

 

A.
2 つです。
SendGrid は 1 つの Azure サブスクリプションで 2 つまで使用できます。
3 つ以上は使用できません。

 


Q.
1 つの Azure サブスクリプションで 3 つ以上の SendGrid を使用できるように制限解除できますか ?

 

A.
いいえ、できません。
もし 3 つ以上の SendGrid を使用する場合は、Azure サブスクリプションを分けて下さい。

 


Q.
CSP の Azure サブスクリプションで SendGrid は使用できますか ?

 

A.
いいえ、CSP の Azure サブスクリプションで SendGrid は使用できません。
CSP で使用できる Azure Marketplace 製品について、以下の弊社公開情報をご参照ください。

 

Azure CSP で利用可能な Azure サービス
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-solution-provider/overview/azure-csp-available-services#azure-marketplace-items-in-azure-csp
※ 「Azure CSP の Azure Marketplace アイテム」の項目をご参照ください。

 


Q.
SendGrid のメール数に制限はありますか ?

 

A.
はい、あります。
SendGrid の各プラン毎に、ひと月で使用できるメール数に制限があります。
各プラン毎の制限について、以下の弊社公開情報をご参照ください。

 

SendGrid Email Delivery - プランと価格
https://azuremarketplace.microsoft.com/ja-jp/marketplace/apps/SendGrid.SendGrid?tab=PlansAndPrice

 

なお、この「ひと月」とは、ご利用の SendGrid が紐づく Azure サブスクリプションの請求サイクルの一カ月になります。
カレンダーの一カ月 (その月の 1 日から末日まで) ではありませんのでご注意ください。

 


Q.
SendGrid で、ひと月で使用できるメール数の制限を超えるとどうなりますか ?

 

A.
SendGrid が停止し、その月はそれ以上使用できなくなります。

 


Q.
SendGrid で、ひと月で使用できるメール数の制限を超えて使用できなくなりました。どうすれば再度使えるようになりますか。

 

A.
ご利用の SendGrid が紐づく Azure サブスクリプションの請求サイクルの開始日、その協定世界時 (UTC) 00:00 の時点でメール数がリセットされて再度使用可能になります。
それを待たずにすぐに使用再開したい場合は、SendGrid の上位のプランにアップグレードしていただくことで制限が緩和されますので、その時点で再度使用可能になります。

 


Q.
SendGrid の現在の使用メール数はどのように確認できますか ?

 

A.
SendGrid のポータルから確認できます。

 

Azure ポータルから SendGrid のポータル画面を表示する手順をご案内します。

 

  1. Azure ポータル (https://portal.azure.com) にサインインする
  2. 画面左の [すべてのリソース] から [SendGrid] をクリックする
  3. 画面上の [Manage] をクリックする
  4. SendGrid のポータルが表示されることを確認する

 

なお、SendGrid のポータル上で確認ができる使用メール数は、カレンダーの一カ月 (その月の 1 日から末日まで) における数になります。
その SendGrid が紐づく Azure サブスクリプションの請求サイクルの一カ月における数ではありませんのでご注意ください。

 


Q.
SendGrid そのもののサポートは Microsoft で行っていますか ?

 

A.
恐れ入ります。
SendGrid そのもののサポートは、以下 SendGrid 様のサポートをご利用ください。

 

https://support.sendgrid.com/hc/en-us
※ 英語のみの対応のようです。

 

SendGrid をはじめ Azure Marketplace 上の他社様製品について、それ自体の使用方法やトラブルシューティングなどに関するサポートは、その製品の発行元様で行っています。
それを示す弊社公開情報を以下にご案内いたします。

 

Marketplace FAQ
https://azure.microsoft.com/ja-jp/marketplace/faq/

- Azure Marketplace に関する一般的なサポートの問題は、だれに問い合わせればよいですか?
アプリケーションの使用法またはトラブルシューティングに関する一般的なサポートについては、アプリケーションの発行元に直接お問い合わせください。
Azure Marketplace での購入に関する請求やサブスクリプションの問題については、Azure サポートにお問い合わせください。

 

一方で、システムやビジネスの複雑化から、お客様のご支援のために弊社と発行元様の両観点から交互の段階的な対応が必要になることがどうしてもあります。
お客様に「たらいまわし」のご不満をお持ちいただくことがないように、そのような場合も私たちは前向きなご支援に努めていきたいと思っています。

 

関連する弊社公開情報


SendGrid について、弊社の様々な公開情報を以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Marketplace FAQ
https://azure.microsoft.com/ja-jp/marketplace/faq/

 

SendGrid Email Delivery
https://azuremarketplace.microsoft.com/ja-jp/marketplace/apps/SendGrid.SendGrid

 

SendGrid を使用した Azure での電子メールの送信方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/sendgrid-dotnet-how-to-send-email

 

PHP から SendGrid 電子メール サービスを使用する方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/store-sendgrid-php-how-to-send-email

 

Java から SendGrid を使用して電子メールを送信する方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/store-sendgrid-java-how-to-send-email

 

SendGrid を使用して Node.js から電子メールを送信する方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/store-sendgrid-nodejs-how-to-send-email

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。


Microsoft アカウントと組織アカウントについて

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

Microsoft アカウントと組織アカウントについて以下をご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


本記事では、Microsoft アカウントと組織アカウントについてご案内いたします。

 

お客様から「Azure ポータル上でリソースが見えない」「Azure ポータルでサブスクリプションが出てこなくなった」といったお問い合わせをいただくことがあります。
時に、これらがサインインの際にご利用をいただいているアカウント (Microsoft アカウント・組織アカウント) の違いによって発生していることがあります。

 

本記事では、そのような事象に合った時にお客様にお試しいただきたい点、また、Microsoft アカウント・組織アカウントについてご参考になる情報のご提供を目的としています。

 

!! 注意事項 !!
Microsoft アカウント・組織アカウントについて全てをご案内するものではありません。
是非、「関連する弊社公開情報」も併せてご参照いただけたら幸いです。

 

Microsoft アカウントとは


Microsoft アカウントについてご案内します。

 

Microsoft アカウントとは、コンシューマー向けのサービス (Outlook.com、OneDrive、Xbox LIVE など) をご利用いただく際のアカウントです。
個人が作成することができます。
「outlook.jp」や Yahoo!、Gmail のアドレスなどで作成することができます。
Microsoft アカウントは「個人アカウント」とも呼ばれます。
Microsoft アカウントで Azure のサブスクリプションを作成することが可能です。

 

Microsoft アカウントは以下の手順で作成することができます。

 

  1. https://account.microsoft.com/ にアクセスする
  2. [Microsoft アカウントでサインイン] をクリックする
  3. [作成] をクリックする
  4. 手順に沿って作成を終える

 

組織アカウントとは


組織アカウントについてご案内します。

 

組織アカウントとは、Microsoft のクラウド サービス (Azure、Office 365、Intune など) をご利用いただく際のアカウントです。
組織の管理者が、Azure AD 内に作成することができます。
会社でご利用のドメイン「contoso.com」などで作成することができます。
組織アカウントは「職場または学校アカウント」とも呼ばれます。
組織アカウントで Azure のサブスクリプションを作成することが可能です。

 

組織アカウントは以下のような手順で作成することができます。

 

方法: Azure Active Directory を使用してユーザーを追加または削除する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/add-users-azure-active-directory

 

Office 365 にユーザーを個別に、またはまとめて追加する - 管理者向けヘルプ
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/admin/add-users/add-users

 

 

両アカウントの注意事項


Microsoft アカウントと組織アカウントの注意事項についてご案内します。

 

ある 1 つのメールアドレスが、Microsoft アカウントであり、かつ組織アカウントであるという状況が起こり得ます。
つまり、お客様が user@contoso.com というメールアドレスを持っている場合、そのメールアドレスが Microsoft アカウントとして登録されていて、かつ、同メールアドレスが UPN (User Principal Name) になっているユーザーが Azure AD 内に組織アカウントとして存在しているという状況です。

 

この場合、お客様は Microsoft アカウントとしての user@contoso.com と、組織アカウントとしての user@contoso.com を適宜使い分けていただく必要がありますので、ご注意ください。

 

自分が使っているアカウントはどっち ?


では、自分が使っているアカウントが Microsoft アカウントと組織アカウントのどちらであるか、またはその両方であるかをどのように確認するかについてご案内します。

 

Microsoft アカウントであるかを確認する方法

以下の手順で自分のアカウントが Microsoft アカウントであるかを確認します。

 

  1. すべてのブラウザを閉じる
    セッションが残っていることで、意図しないアカウントでサインインをしてしまうことを避けるために、必ずすべてのブラウザを閉じてください。
  2. InPrivate ブラウザを起動する
    同様に、意図しないアカウントでサインインをしてしまうことを避けるために、必ず InPrivate ブラウザでお試しください。
  3. https://account.microsoft.com/ にアクセスする
  4. [Microsoft アカウントでサインイン] をクリックする
  5. サインイン画面が表示されるので、自分のアカウントとパスワードでサインインを試みる

 

上記でサインインが行える場合、お試しいただいたアカウントは Microsoft アカウントとして存在しています。

 

組織アカウントであるかを確認する方法

以下の手順で自分のアカウントが組織アカウントであるかを確認します。

 

  1. すべてのブラウザを閉じる
    セッションが残っていることで、意図しないアカウントでサインインをしてしまうことを避けるために、必ずすべてのブラウザを閉じてください。
  2. InPrivate ブラウザを起動する
    同様に、意図しないアカウントでサインインをしてしまうことを避けるために、必ず InPrivate ブラウザでお試しください。
  3. https://portal.azure.com/ にアクセスする
  4. サインイン画面が表示されるので、自分のアカウントとパスワードでサインインを試みる
  5. もし、以下の画面が表示される場合、[職場または学校アカウント] を選択してサインインを試みる
    この画面は、以下の状況の時に表示されます。
    ・該当アカウントが Microsoft アカウントとして存在している
    ・かつ、該当アカウントのドメインが、Azure AD に登録されている
    そのため、この画面が出た時点で、該当アカウントが Microsoft アカウントとして存在していることは確定しますが、組織アカウントとして存在していることが確定するわけではありません。
    また逆に、この画面が出ないから Microsoft アカウントとして存在していない、というわけでもありません。
    Microsoft アカウントとして存在しているものの、そのドメインが Azure AD に登録されていない場合は、この画面が表示されないためです。
    Microsoft アカウントとして存在しているかの確認は、必ず上記「Microsoft アカウントであるかを確認する方法」の手順でご確認ください。
    なお、Microsoft アカウントとしても組織アカウントとしても存在しているアカウントの場合は、必ずこの画面が表示されます。

 

上記でサインインが行える場合、お試しいただいたアカウントは組織アカウントとして存在しています。

 

問題がある時に試すこと


Azure ポータル上で、「今まで見えていたリソースやサブスクリプションが見えなくなった」などの事象が発生した場合、まずは以下をお試しいただけますと幸いです。

 

  1. 上記「自分が使っているアカウントはどっち ?」で、ご利用のアカウントが Microsoft アカウント、組織アカウントの両方として存在しているかを確認する
  2. もし両方として存在している場合、上記「自分が使っているアカウントはどっち ?」-「組織アカウントであるかを確認する方法」の手順で「5.」まで進める
    Microsoft アカウント、組織アカウントの両方として存在している場合、必ずこの画面が表示されます。
  3. その画面で [職場または学校アカウント] を選択してサインインをして、事象の改善に繋がるか確認する
  4. 事象の改善に繋がらない場合、同画面で今度は [個人のアカウント] を選択してサインインをして、事象の改善に繋がるか確認する

 

この手順で事象の改善に至らない場合、または、そもそもご利用のアカウントが Microsoft アカウント、組織アカウントの両方として存在していない場合は、別の要因による事象である可能性があります。
その際は是非私たちサポート サービスのご利用をご検討いただけましたら幸いです。
お客様のお力になれるようがんばらせていただきます。

 

関連する弊社公開情報


Microsoft アカウント、組織アカウントについて、弊社の様々な公開情報を以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Microsoft アカウント
https://account.microsoft.com/account?lang=ja-JP

 

Microsoft アカウントにサインインする方法
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4028195/microsoft-account-how-to-sign-in

 

Microsoft アカウントに関するヘルプ
https://support.microsoft.com/ja-jp/hub/4294457/microsoft-account-help

 

Microsoft FAQ
https://account.microsoft.com/account/faq

 

指定した Microsoft アカウントは登録されていません
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13811/microsoft-account-doesnt-exist

 

方法: Azure Active Directory を使用してユーザーを追加または削除する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/add-users-azure-active-directory

 

Office 365 にユーザーを個別に、またはまとめて追加する - 管理者向けヘルプ
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/admin/add-users/add-users

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。

既存の Azure AD に紐づけて Azure サブスクリプションを取得する方法

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

既存の Azure AD に紐づけて Azure サブスクリプションを取得する方法をご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


お客様からよく「既に Office 365 は持っているけど、その Azure AD に紐づけた形で新規に Azure サブスクリプションを取得したい」というお問い合わせをいただきます。
本記事ではこの方法についてご案内いたします。

 

Azure のサブスクリプションには様々な種類が存在しています。
本記事では、特にご要望の多い以下 3 つの Azure サブスクリプションについてそれぞれ以降にご案内します。

 

 

従量課金の場合


「既に Office 365 は持っているけど、その Azure AD に紐づけた形で新規に "従量課金" の Azure サブスクリプションを取得したい」というご要望について、その対応手順をご案内します。
この場合、以下の手順を実施すると、既存の Azure AD (Office 365) に紐づけた形で、従量課金の Azure サブスクリプションを取得できます。

 

  1. 以下の弊社公開情報の手順で、これから取得する Azure サブスクリプションのアカウント管理者・サービス管理者にする予定の組織アカウントを、対象の Azure AD (Office 365) 内に 1 つ作成する
    Office 365 にユーザーを個別に、またはまとめて追加する - 管理者向けヘルプ
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/admin/add-users/add-users
    ※ Office 365 の管理者様の作業です。
    ※ Azure サブスクリプションのアカウント管理者・サービス管理者には、Azure についての各種お知らせのメールが配信されることがあります。そのため、ここでご用意をいただく組織アカウントには Exchange Online のライセンスを付与するなどして、メールの送受信が可能なアカウントにしておくことをお勧めします。
  2. 以下の URL から上記 1. で作成をした組織アカウントで Azure ポータルにサインインをする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
    ※ 意図しないアカウントでのサインインを避けるため、必ず InPrivate ブラウザでご実施ください。
  3. Azure ポータルへのサインイン後、[すべてのサービス] - [サブスクリプション] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  4. [+ 追加] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  5. [従量課金] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  6. 本人確認、支払情報の入力、アグリーメントのチェックなどを済ませ、[サインアップ] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。

 

以上で、既存の Azure AD (Office 365) に紐づけた形で、従量課金の Azure サブスクリプションを取得できます。

 

EA の場合


「既に Office 365 は持っているけど、その Azure AD に紐づけた形で新規に "EA" の Azure サブスクリプションを取得したい」というご要望について、その対応手順をご案内します。
この場合、以下の手順を実施すると、既存の Azure AD (Office 365) に紐づけた形で、EA の Azure サブスクリプションを取得できます。
※ EA のご契約を既にお持ちであることが前提です。

 

  1. 以下の弊社公開情報の手順で、これから取得する Azure サブスクリプションのアカウント管理者・サービス管理者にする予定の組織アカウントを、対象の Azure AD (Office 365) 内に 1 つ作成する
    Office 365 にユーザーを個別に、またはまとめて追加する - 管理者向けヘルプ
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/admin/add-users/add-users
    ※ Office 365 の管理者様の作業です。
    ※ Azure サブスクリプションのアカウント管理者・サービス管理者には、Azure についての各種お知らせのメールが配信されることがあります。そのため、ここでご用意をいただく組織アカウントには Exchange Online のライセンスを付与するなどして、メールの送受信が可能なアカウントにしておくことをお勧めします。
  2. 以下の EA ヘルプの手順で、上記 1. で作成をした組織アカウントを、ご利用の EA ポータルにアカウント所有者として追加する
    新しいアカウントの追加手順
    https://ea.azure.com/helpdocs/addNewAccount
    ※ EA の管理者様の作業です。
    ※ 上記ページは EA ポータル内のヘルプのため、EA ポータルへのアクセス権が必要です。
  3. 以下の URL から上記 1. で作成をした組織アカウントで EA ポータルにサインインをする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
    ※ 一度 EA ポータルにサインインをすることで、上記 2. のアカウント所有者として追加する処理が完了します。そのため、上記 2. の後、必ず該当アカウントで EA ポータルにサインインをしてください。
    ※ 意図しないアカウントでのサインインを避けるため、必ず InPrivate ブラウザでご実施ください。
  4. EA ポータルへのサインイン後、[管理] - [サブスクリプション] - [+ サブスクリプションの追加] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  5. [Microsoft Azure エンタープライズ] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  6. [このサブスクリプションは Enterprise Agreement に準拠します] にチェックを入れて、[サインアップ] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。

 

以上で、既存の Azure AD (Office 365) に紐づけた形で、EA の Azure サブスクリプションを取得できます。

 

CSP の場合


「既に Office 365 は持っているけど、その Azure AD に紐づけた形で新規に "CSP" の Azure サブスクリプションを取得したい」というご要望について、その対応手順をご案内します。
この場合、以下の手順を実施すると、既存の Azure AD (Office 365) に紐づけた形で、CSP の Azure サブスクリプションを取得できます。
※ CSP のご契約を既にお持ちであることが前提です。

 

  1. 以下の弊社公開情報の手順で、組織アカウントを対象の Azure AD (Office 365) 内に 1 つ作成する
    Office 365 にユーザーを個別に、またはまとめて追加する - 管理者向けヘルプ
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/admin/add-users/add-users
    ※ Office 365 の管理者様の作業です。
    ※ 以降の CSP パートナー様の作業に伴い、このアカウントにメールが配信されます。そのため、ここでご用意をいただく組織アカウントには Exchange Online のライセンスを付与するなどして、メールの送受信が可能なアカウントにしておくことをお勧めします。
  2. 以下の弊社公開情報の手順で、上記 1. で作成された組織アカウント宛に「relationship request」を送信する
    ※ CSP パートナー様の作業です。
    ※ URL 内の en-us を ja-jp に変更していただくことで、機械翻訳ですが日本語ページもご参照いただけます。
  3. 上記 2. で送信された「relationship request」のメール内の URL にアクセスをして、上記 1. で作成した組織アカウントでサインインする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
    ※ 意図しないアカウントでのサインインを避けるため、必ず InPrivate ブラウザでご実施ください。
  4. サインイン後、以下の画面が表示されるので、「I consent to share my data・・・」にチェックを入れて、[Accept] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  5. その後、以下の画面が表示されるので、「Yes, I have read and understand・・・」にチェックを入れて、[Accept] をクリックする
    ※ 上記 1. で作成をした組織アカウントの持ち主様の作業です。
  6. 以下の弊社公開情報の手順で、上記 3. - 5. で「relationship request」を承諾した該当顧客に対して Azure サブスクリプションを追加する
    ※ CSP パートナー様の作業です。

 

以上で、既存の Azure AD (Office 365) に紐づけた形で、CSP の Azure サブスクリプションを取得できます。

 

お困りの時は・・・


上記内容についてお困りのことがございましたら、是非私たちサポート サービスがご支援をさせていただければと思います。

 

上記ご説明の通り、そのシナリオによって、Office 365 ポータル、EA ポータル、CSP ポータル、Azure ポータルなど様々な操作が含まれています。
それぞれの専門チームがお客様のお手伝いをさせていただきますので、その内容に応じて各担当窓口にご相談ください。

 

窓口が複数ありお客様にはご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

 

Office 365 ポータル上の操作でお困りの時

以下の手順で私たちサポート サービスにお問い合わせください。

 

ビジネス製品についてサポートに問い合わせる - 管理者ヘルプ
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/admin/contact-support-for-business-products

 

EA ポータル上の操作でお困りの時

以下の URL から私たちサポート サービスにお問い合わせください。

 

http://g.microsoftonline.com/0WAEP00ja/1

 

CSP ポータル上の操作でお困りの時

以下の手順で私たちサポート サービスにお問い合わせください。

 

パートナー センターに関する問題の報告
https://docs.microsoft.com/ja-jp/partner-center/report-problems-with-partner-center

 

Azure ポータル上の操作でお困りの時

以下の手順で私たちサポート サービスにお問い合わせください。

 

Azure サポート要求を作成する方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-supportability/how-to-create-azure-support-request

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。

Azure REST API を使ってみよう

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

Azure REST API について以下をご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


本記事では、簡単に Azure REST API を使用する方法をご案内いたします。

 

Azure REST API を使用することで、Azure の様々な情報を参照・更新することができます。
本来、何かしらのプログラムから Azure REST API を呼び出し、お客様独自のシステムを構築するために用意されているものとなります。

 

例えば・・・

 

  • Azure VM の操作に特化した社内用 Web サイトを作りたい
  • 自社ビジネスに合った使用状況・課金管理のツールを作りたい

 

このような時に、.NET や Java、その他様々なフレームワークを使用して Azure REST API の呼び出し、その結果の加工などを同フレームワークを使用して行っていただき、上記のような仕組みを独自に実装してもらうものとなります。

開発環境の用意や要件定義を伴うこと、また、呼び出し方法やデータの加工などはご利用いただくフレームワークにより様々なため、なかなか Azure REST API 自体の使用方法やどのような結果が得られるものかなどについてイメージをしにくい側面があります。

 

本記事では、まずは簡単に Azure REST API をご利用いただきそのイメージを掴んでいただくための簡易な方法をご案内することを目的としています。
上記のようなお客様独自のシステムを構築する際に採用をしていただける現実的な方法ではないものとなりますが、「ちょっと Azure REST API の動作を試したい」「Azure REST API の呼び出し方を事前に勉強しておきたい」などの時にお役に立てば幸いです。

 

!! 注意事項 !!
Azure REST API について全てをご案内するものではありません。
是非、「関連する弊社公開情報」も併せてご参照いただけたら幸いです。

 

Azure REST API とは


Azure REST API とは、Azure の各サービスごとに用意されている REST API です。
その総称を Azure REST API と呼んでいます。

 

例えば、お客様社内で以下のようなアプリケーションの構築をご検討いただいているとします。

 

  • 自社ビジネスに合った Azure の使用状況・課金管理のツール

 

一例ではありますが、このアプリケーションを構成するものには以下のようなものが考えられます。
(あくまで一例です)

 

  • 画面
  • データベース
  • このアプリケーション自体の権限管理ロジック
  • 各業務ロジック
  • Azure データの制御ロジック
  • その他

 

一般的にこの中の「Azure データの制御ロジック」内で、適切な Azure REST API の呼び出しを行っていただくものとなります。
つまり、Azure REST API のみで何かを実現できるものではなく、お客様にご検討をいただいている独自の仕組みの中の一部としてご利用をご検討いただくものが Azure REST API になります。

 

全 Azure REST API は以下の弊社公開情報からご確認をいただけます。

 

Azure REST API Reference
https://docs.microsoft.com/en-us/rest/api/azure/

 

このページの画面左に、全ての Azure REST API がツリー形式で表示されます。

 

 

例えば、Azure の課金に関する API である、「Consumption」を見てみましょう。
画面左から「Consumption」を展開します。
すると、更にその配下に様々な API (Aggregated Cost、Balances、Budgets など) が存在していることが確認できます。
その中の「Usage Details」を展開すると、更に細かいオペレーション (List、List By Billing Account など) が確認できます。

 

 

Azure REST API はこのように体系的に管理されています。

 

この中からお客様が検討されている独自のシステムを実現するための Azure REST API を見つけていただきます。
それぞれの API やオペレーションについて、各ページに詳細をご案内していますので併せてご参照いただければと思います。

 

事前の準備


Azure REST API を簡単にご利用いただくための事前準備についてご案内します。

 

この後に「Try It」「PowerShell」を使用した 2 つの方法をご案内しますが、その前の事前準備になります。
どちらの方法を使用するにしても、事前にこの準備をしておいてください。

 

以下の手順で、Azure REST API を実行するアカウントを作っておきましょう。

 

  1. 以下の弊社公開情報に沿って、組織アカウントを 1 つ作成する
    方法: Azure Active Directory を使用してユーザーを追加または削除する
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/add-users-azure-active-directory
    ※ 「新しいユーザーを追加するには」の手順に沿って作成してください。
    ※ 作成するアカウントは初期ドメインの「xxx@xxx.onmicrosoft.com」で結構です。
  2. 以下の弊社公開情報に沿って、上記 1. で作成したアカウントを所有者に設定する
    Azure サブスクリプション管理者を追加または変更する
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-add-change-azure-subscription-administrator
    ※ 「Azure portal でサブスクリプションの RBAC 所有者を追加する」の手順に沿って設定をしてください。

 

以上で事前準備は終了です。
このアカウントを使用して、Azure REST API を試すことになります。

 

「Try It」を使用する方法


「Try It」を使用して、Azure REST API を簡単に試す方法をご案内します。

 

ここでは、[Consumption] - [Usage Details] API の [List] オペレーションで手順をご案内します。
上記「事前の準備」を済ませてから、以下の手順を実施してください。

 

  1. ブラウザをすべて閉じる
    意図しないアカウントでサインインしてしまうことを避けるために、必ずすべてのブラウザを閉じて下さい。
  2. InPrivate ブラウザを起動する
    同様に、意図しないアカウントでサインインしてしまうことを避けるために、必ず InPrivate ブラウザで実施してください。
  3. 以下の URL にアクセスをする
  4. 「Tri It」をクリックする
  5. 「Sign in」をクリックする
  6. 「事前の準備」で作成をしたアカウントでサインインをする
  7. 「Run」をクリックする
  8. この API が実行されて、結果が表示されることを確認する

 

以上で「Try It」を使用した Azure REST API の呼び出しは終了です。
上記 7. の画面からも分かる通り、「Try It」でも様々なパラメーターを設定して Azure REST API を呼び出せます。
是非、色々お試しいただければと思います。

 

「PowerShell」を使用する方法


次に「PowerShell」を使用して、Azure REST API を簡単に試す方法をご案内します。
上記「Try It」でも様々お試しいただけますが、よりプログラミングからの使用をイメージしやすい方法となります。

 

同様に、[Consumption] - [Usage Details] API の [List] オペレーションで手順をご案内します。
上記「事前の準備」を済ませてから、以下の手順を実施してください。

 

  1. 以下の弊社公開情報に沿って、PowerShell のモジュールをインストールする
    ※ 「リソース マネージャー デプロイ モデルの Azure PowerShell」をインストールします。
  2. PowerShell を管理者として起動する
  3. 以下のコマンドを実行する
    Login-AzureRmAccount -Subscription "<サブスクリプション ID>"
    サブスクリプション ID は、以下の弊社公開情報の手順でご確認いただけます。
    サブスクリプション ID とデプロイ ID を確認する方法について
    https://blogs.msdn.microsoft.com/dsazurejp/2013/12/06/id-id/
    ※ 「■ サブスクリプション ID の確認方法」の項目をご参照ください。

    例)

    Login-AzureRmAccount -Subscription "8124xxxx-e3xx-4dxx-9fxx-9533e462xxxx"
  4. 認証画面が表示されるので、「事前の準備」で作成をしたアカウントでサインインをする
  5. 以下のコマンドを実行して、SubscriptionID、TenantID、AccountID を取得する
    $subscriptionid = (Get-AzureRmContext).Subscription.Id
    $tenantid = (Get-AzureRmContext).Tenant.Id
    $accountid = (Get-AzureRmContext).Account.Id
    
    ※ ここで取得した各値は後で使用します。
  6. 以下のコマンドを実行して Token を取得する
    $token = (Get-AzureRmContext).TokenCache.ReadItems() | where {($_.TenantId -eq $tenantid) -and ($_.DisplayableId -eq $accountid)}
    ※ ここで取得した Token を使用して、Azure REST API を呼びます。
    ※ つまり、上記 3. - 4. の PowerShell からのサインインの際に発行された Token を流用して Azure REST API を使用します。
  7. 以下のコマンドを実行して、Azure REST API を呼び出すための URL を作成する
    $url = "https://management.azure.com/subscriptions/" + $subscriptionId + "/providers/Microsoft.Consumption/usageDetails?api-version=2018-10-01"
    ※ この URL の詳細は、以下弊社公開情報をご参照ください。
  8. 以下のコマンドを実行して、Azure REST API を呼び出すためのその他の情報を作成する
    $method = "GET"
    $headers = @{"Authorization" = "Bearer " + $token[0].AccessToken}
    $contenttype = "application/json"
    
  9. 以下のコマンドを実行して、Azure REST API を呼び出し、その結果を取得する
    $responce = Invoke-WebRequest -Uri $url -Method $method -Headers $headers -ContentType $contenttype
  10. 以下のコマンドを実行して、Azure REST API の結果を表示する
    ConvertFrom-Json $responce | ConvertTo-Json

 

以上で「PowerShell」を使用した Azure REST API の呼び出しは終了です。
上記 7. で作成している URL に様々なパラメーターを設定して Azure REST API を呼び出せます。
是非、色々お試しいただければと思います。

 

関連する弊社公開情報


Azure REST API について、弊社の様々な公開情報を以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Azure REST API Reference
https://docs.microsoft.com/en-us/rest/api/azure/

 

REST API ブラウザー
https://docs.microsoft.com/ja-jp/rest/api/

 

REST API を使用して Azure リソースの使用状況を確認する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-review-service-usage-api

 

Azure 監視 REST API のチュートリアル
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/monitoring-and-diagnostics/monitoring-rest-api-walkthrough

 

SSH 認証を使用する Linux 仮想マシンを REST API で作成する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/linux/create-vm-rest-api

 

REST API を使用して仮想マシンの使用状況のメトリックを取得する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/linux/metrics-vm-usage-rest

 

RBAC と REST API を使用してアクセスを管理する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/role-based-access-control/role-assignments-rest

 

Azure REST API を使用して Security Center のコンプライアンス結果を確認する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/security-center/security-center-compliance-rest-api

 

Azure REST API を使用して Hadoop クラスターを作成する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/hdinsight/hdinsight-hadoop-create-linux-clusters-curl-rest

 

REST API で Azure Blueprint を定義して割り当てる
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/governance/blueprints/create-blueprint-rest-api

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。

Azure 無料アカウント (無料試用版) におけるクォータ拡張について

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

Azure 無料アカウント (無料試用版) のクォータ拡張について以下をご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


Azure 無料アカウント (無料試用版) でクォータ拡張をご要望のお問い合わせを良くいただきます。
本記事は、これについて事前に多くのお客様に情報のご提供をさせていただくことを目的としています。

 

もし Azure 無料アカウント (無料試用版) でクォータ拡張をご検討いただいている場合、まずは本記事に目を通していただけましたら幸いです。

 

Azure 無料アカウント (無料試用版) でのクォータ拡張について


Azure 無料アカウント (無料試用版) ではクォータ拡張に対応をしておりません。
クォータ拡張をする場合、ご利用の Azure 無料アカウント (無料試用版) を従量課金にアップグレードする必要があります。

 

それを示す弊社公開情報を以下にご案内します。

 

Azure 無料アカウント
https://azure.microsoft.com/ja-jp/offers/ms-azr-0044p/

 

制限、クォータ、および制約事項

Microsoft Azure の一般的な制限、クォータ、制約事項の一覧については、各制限や、クォータ、制約事項に関するドキュメントをご覧ください。これらの上限を超える量が必要な場合は、ご遠慮なくカスタマー サービスまでお問い合わせください。お客様に必要な使用量を把握したうえで、お客様の上限を適切に調整させていただきます。クォータや上限を増やすには、Azure 無料アカウントから従量課金制サブスクリプションにアップグレードしていただく必要があります。

 

Azure 無料アカウント (無料試用版) から従量課金へのアップグレードは、以下の弊社公開情報の手順で行います。

 

無料試用版または Microsoft Imagine Azure サブスクリプションを従量課金制にアップグレードする
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-upgrade-azure-subscription

 

ご注意事項


クォータ増加については、サービスや増加量によっては審査が必要な場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

  • 信用情報確認のための与信審査
  • 利用用途・データセンター側の審査

 

詳細は以下の記事にてご確認ください。

 

Microsoft Azure のクォータ増加について
https://blogs.msdn.microsoft.com/dsazurejp/2013/10/22/microsoft-azure/
※ 「信用情報確認のための与信審査」の項目をご参照ください

 

クォータの増加量のご要望は、実際のご利用予定の数値でお願いします。
また、Azure 無料アカウント (無料試用版) も、以下の弊社 Microsoft Online Subscription Agreement の対象となりますので、上記を含めまして適切にご利用をいただけましたら幸いです。

 

Microsoft Online Subscription Agreement
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/subscription-agreement/

 

関連する弊社公開情報


関連する弊社の様々な公開情報を以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Azure 無料アカウント
https://azure.microsoft.com/ja-jp/offers/ms-azr-0044p/

 

Azure 無料アカウント FAQ
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/free-account-faq/

 

Pay-As-You-Go
https://azure.microsoft.com/ja-jp/offers/ms-azr-0003p/

 

無料試用版または Microsoft Imagine Azure サブスクリプションを従量課金制にアップグレードする
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-upgrade-azure-subscription

 

Azure の使用制限のしくみと削除方法を理解する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-spending-limit

 

Microsoft Online Subscription Agreement
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/subscription-agreement/

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。

CSP のパートナー センター PowerShell を使ってみよう

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

CSP のパートナー センター PowerShell について以下をご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


本記事は、CSP パートナー様向けにパートナー センター PowerShell の使用例やその他情報をご案内することを目的にしております。

 

CSP パートナー様の管理業務は主に以下のような方法で行っていただきます。

 

  • CSP パートナー センターの Web UI を使用する
  • PowerShell を使用する

 

後者の PowerShell をご利用いただくことで、一部管理業務の自動化などをご検討いただけることがございます。
この際にご利用をいただくのが CSP のパートナー センター PowerShell です。

 

本記事では、このパートナー センター PowerShell の使用例や注意事項について CSP パートナー様にご案内を致します。

 

!! 注意事項 !!
本記事で CSP のパートナー センター PowerShell の全てをご案内するものではありません。
是非、「関連する公開情報」も併せてご参照いただけたら幸いです。

 

パートナー センター PowerShell とは


パートナー センター PowerShell とは、CSP パートナー様がその管理業務の効率化・自動化などを図っていただくために用意されている PowerShell のモジュールです。

 

このモジュール内には多数のコマンドが用意されています。
これらを総称してパートナー センター PowerShell と呼んでいます。

 

パートナー センター PowerShell の全コマンドは以下の弊社公開情報からご確認をいただけます。

 

PartnerCenter
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/partnercenter/

 

このページに全コマンドがリストされています。

 

 

各コマンドをクリックしていただくと、そのコマンドの詳細ページに遷移いたします。

 

このページから

 

  • 「現在、パートナー センター PowerShell にはどのような処理を行うコマンドが存在しているか」
  • 「自分が実現をしたい処理を行えるコマンドがあるか」

 

などを CSP パートナー様に探していただいてご利用をいただくものとなります。

 

注意事項


CSP のパートナー センター PowerShell をご利用いただくにあたり、1 点注意事項をご案内します。

 

CSP のパートナー センター PowerShell はオープン ソース プロジェクトによりリリースされているモジュールです。
そのため、 Microsoft で正式なサポートをしておりません。

 

この記事でご紹介をしておきながら、上記となりますこと何卒ご了承ください。
そのため、CSP のパートナー センター PowerShell をご利用の際は「関連する公開情報」にご案内をしております各種情報や、その他インターネット上の各種フォーラムの場などを CSP パートナー様でご活用いただくことをご検討いただけましたら幸いです。

 

以下にこれを示す弊社公開情報も併せてご案内いたします。

 

Azure CSP 管理オプション
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-solution-provider/overview/azure-csp-management-options

 

重要
パートナー センターの PowerShell モジュールは、Microsoft で正式にはサポートされていないオープン ソース プロジェクトです。

 

事前の準備


CSP のパートナー センター PowerShell をご利用いただくにあたり、事前の準備をご案内します。

 

パートナー センター PowerShell をご利用いただく前に以下をご実施ください。

 

  1. パートナー センター PowerShell のインストール
  2. Application Id を取得
  3. Customer Id を取得
  4. Subscription Id を取得

 

それぞれ詳細をご案内します。

 

1. パートナー センター PowerShell のインストール

以下の手順で、クライアント PC にパートナー センター PowerShell のモジュールをインストールします。

 

  1. PowerShell を管理者として実行する
  2. 以下のコマンドを実行してパートナー センター PowerShell モジュールをインストールする
    Install-Module -Name PartnerCenter
  3. すでにインストールされている場合は、以下のコマンドを実行して最新版にアップデートする
    Update-Module -Name PartnerCenter

 

以上でパートナー センター PowerShell のインストールは終了です。

 

2. Application Id を取得

以下の手順で Application Id を取得します。
ここで取得した Application Id は、パートナー センター PowerShell のコマンドを実行する際に使用します。

 

  1. CSP パートナー アカウントで CSP パートナー センターにサインインする
  2. 画面右上の歯車のアイコンから [パートナーの設定] をクリックする
  3. [アプリ管理] をクリックする
  4. 画面を下にスクロールして、[新しいネイティブ アプリの追加] をクリックする
  5. 新しく追加されたネイティブ アプリの [アプリ ID] を確認する

 

以上で Application Id の取得は終了です。

 

3. Customer Id を取得

以下の手順で対象顧客の Customer Id を取得します。
ここで取得した Customer Id は、パートナー センター PowerShell のコマンドを実行する際に使用します。

 

  1. CSP パートナー アカウントで CSP パートナー センターにサインインする
  2. 画面左から [顧客] をクリックする
  3. 顧客の一覧から対象の顧客をクリックする
  4. [アカウント] をクリックする
  5. [顧客アカウント情報] の [Microsoft ID] を確認する
    ※ [Microsoft ID] が [Customer Id] になります。

 

以上で Customer Id の取得は終了です。

 

4. Subscription Id を取得

以下の手順で対象顧客の対象サブスクリプションの Subscription Id を取得します。
ここで取得した Subscription Id は、パートナー センター PowerShell のコマンドを実行する際に使用します。

 

  1. CSP パートナー アカウントで CSP パートナー センターにサインインする
  2. 画面左から [顧客] をクリックする
  3. 顧客の一覧から対象の顧客をクリックする
  4. [サブスクリプション] をクリックする
  5. 画面を下にスクロールして、対象の Azure サブスクリプションを展開して [サブスクリプション ID] を確認する

 

以上で Subscription Id の取得は終了です。

 

パートナー センター PowerShell で使用状況を取得


例として、CSP のパートナー センター PowerShell をご利用いただき、対象顧客・対象サブスクリプションの使用状況詳細データを取得する手順をご案内します。

 

この例では、パートナー センター PowerShell の Get-PartnerCustomerSubscriptionUtilization コマンドを使用します。

 

上記「事前の準備」をご実施いただいてから、以下の手順をご実施ください。

 

  1. PowerShell を管理者として実行する
  2. 以下のコマンドを実行して、CSP パートナー アカウントの資格情報を入力する
    $cred = Get-Credential
  3. 以下のコマンドを実行して、CSP パートナー センターにサインインする
    Connect-PartnerCenter -ApplicationId "<「事前の準備」で確認した Application Id>" -Credential $cred

    例)

    Connect-PartnerCenter -ApplicationId "3e25xxxx-35xx-4fxx-87xx-d4e8a19cxxxx" -Credential $cred
  4. 以下のコマンドを実行して、対象顧客・対象サブスクリプションの使用状況詳細データを出力する
    Get-PartnerCustomerSubscriptionUtilization -CustomerId "<「事前の準備」で確認した Customer Id>" -SubscriptionId "<「事前の準備」で確認した Subscription Id>" -StartDate "<開始日時 (UTC)>" -EndDate "<終了日時 (UTC)>" -ShowDetails | Export-Csv -Path "<出力パス>"

    例)

    Get-PartnerCustomerSubscriptionUtilization -CustomerId "3cfcxxxx-7fxx-4fxx-8bxx-5e76d7c7xxxx" -SubscriptionId "AA21xxxx-EBxx-48xx-ADxx-B00A08D0xxxx" -StartDate "2019/01/01 00:00:00" -EndDate "2019/01/10 00:00:00" -ShowDetails | Export-Csv -Path "c:\temp\util.csv"
  5. 上記 4. で以下のような CSV ファイルが出力されていることを確認する

 

以上で CSP のパートナー センター PowerShell をご利用いただき、対象顧客・対象サブスクリプションの使用状況詳細データを取得する手順は終了です。
他のコマンドについても、同じ要領でご利用いただけますので色々お試しいただけましたら幸いです。

 

関連する公開情報


CSP のパートナー センター PowerShell について、様々な公開情報を以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Microsoft Partner Center PowerShell
https://github.com/Microsoft/Partner-Center-PowerShell

 

Microsoft Partner Center PowerShell - ReadMe
https://github.com/Microsoft/Partner-Center-PowerShell/blob/master/README.md

 

PartnerCenter
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/partnercenter/

 

Azure CSP 管理オプション
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-solution-provider/overview/azure-csp-management-options

 

Azure CSP API 統合オプション
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-solution-provider/integration/available-apis-overview

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。

Azure サブスクリプションと Azure AD について

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

Azure サブスクリプションと Azure AD の関連性についてご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


本記事では、Azure サブスクリプションと Azure AD の関係についてご案内いたします。

 

Azure サブスクリプションと Azure AD には密接な関係があります。
適切に Azure の各サービスをご利用いただくために、まずはこの関係性をしっかりと理解する必要があります。

 

これから Azure をご利用いただく方、既にご利用をいただいている方、多くの皆様に Azure を正しくご利用いただけますよう、Azure サブスクリプションと Azure AD の関係性についてご理解いただくことを本記事の目的としています。

 

!! 注意事項 !!
Azure サブスクリプションと Azure AD について全てをご案内するものではありません。
是非、「関連する弊社公開情報など」も併せてご参照いただけたら幸いです。

 

Azure サブスクリプションとは


Azure サブスクリプションについてご説明いたします。

 

Azure サブスクリプションとは、お支払いをいただく単位です。
その Azure サブスクリプションの中のリソースで課金が発生した場合、その Azure サブスクリプションに計上され、その Azure サブスクリプションに設定されているお支払い方法でお支払いいただきます。

 

例えば、以下のような状況があったとします。

 

 

Azure VM 1 と Azure VM 2 で課金が発生したとします。
これは、Azure サブスクリプション A に計上されます。
そのため、Azure サブスクリプション A に設定されているお支払い方法でお支払いいただきます。

 

Azure VM 3 と Azure VM 4 で課金が発生したとします。
これは、Azure サブスクリプション B に計上されます。
そのため、Azure サブスクリプション B に設定されているお支払い方法でお支払いいただきます。

 

Azure の有償のサービスは、必ず作成の際に Azure サブスクリプションを選択するインターフェースがあります。
ここでお選びいただく Azure サブスクリプション配下のリソースになり、そこで発生した課金がその Azure サブスクリプションに計上されることを決定するためのものとなります。

 

 

Azure AD とは


Azure AD (Azure Active Directory) についてご説明いたします。

 

Azure AD とは、ユーザー管理、認証の基盤です。
Azure 内のサービスの 1 つです。

 

ユーザーを追加したり、認証の各種設定をしたりすることができます。
Azure を管理するためには Azure ポータルにサインインをする必要がありますが、その際の認証も Azure AD で行われています。

 

Azure サブスクリプションをご購入いただくと、既定の Azure AD が 1 つ作成され紐づきます。
また、弊社 Office 365 のユーザー管理、認証の基盤も Azure AD が使用されています。
つまり、Office 365 をご購入いただいた場合も、既定の Azure AD が 1 つ作成され紐づきます。

 

弊社クラウド製品のユーザー管理、認証の基盤となっているサービスが Azure AD と言えます。

 

Azure サブスクリプションの管理者について


Azure サブスクリプションの管理者についてご説明します。

 

Azure サブスクリプションの管理者には、代表的なものとして以下がございます。
(すべてをご案内するものではございません)

 

  • アカウント管理者
  • サービス管理者
  • 所有者 (RBAC のロール)

 

それぞれについてご説明いたします。

 

アカウント管理者

アカウント管理者は、Azure サブスクリプション管理のための従来のロールの 1 つです。
該当 Azure サブスクリプションの課金などの管理を行うための権限です。

 

アカウント管理者が付与されているアカウントは、Azure アカウント センターからその Azure サブスクリプションを参照し各種課金の管理を行えます。
アカウント管理者のみが付与されているアカウント (後述のサービス管理者、所有者が付与されていないアカウント) は、Azure ポータル上からはその Azure サブスクリプションを参照することができません。
アカウント管理者は、あくまで Azure アカウント センターからのみその Azure サブスクリプションを参照できます。

 

Azure サブスクリプションを作成すると、既定でその作成時のアカウントがアカウント管理者・サービス管理者・所有者に設定されます。

 

Azure サブスクリプションにはアカウント管理者が必ず 1 つのみ紐づきます。
これは以下のような関係になります。

 

 

Azure サブスクリプションにアカウント管理者が複数紐づくことはありません。
そのため以下のような関係は起こりえません。

 

 

一方で、1 つのアカウントが、複数の Azure サブスクリプションのアカウント管理者になることがあります。
これは以下のような関係になります。

 

 

今回は Azure サブスクリプションを基点にご説明をしておりますが、もしアカウント管理者を基点に考えるのであれば、この関係は以下のように考えることもできます。

 

 

 

サービス管理者

サービス管理者も、Azure サブスクリプション管理のための従来のロールの 1 つです。
該当 Azure サブスクリプション内のリソースなどの管理を行うための権限です。

 

サービス管理者が付与されているアカウントは、Azure ポータルからその Azure サブスクリプションを参照し各種リソースの管理を行えます。
サービス管理者のみが付与されているアカウント (前述のアカウント管理者が付与されていないアカウント) は、Azure アカウント センター上からはその Azure サブスクリプションを参照することができません。
サービス管理者は、あくまで Azure ポータルからのみその Azure サブスクリプションを参照できます。

 

Azure サブスクリプションを作成すると、既定でその作成時のアカウントがアカウント管理者・サービス管理者・所有者に設定されます。

 

Azure サブスクリプションにはサービス管理者が必ず 1 つのみ紐づきます。
これは以下のような関係になります。

 

 

Azure サブスクリプションにサービス管理者が複数紐づくことはありません。
そのため以下のような関係は起こりえません。

 

 

もし Azure サブスクリプションに対して、サービス管理者と同等の権限を持つアカウントを複数設定したい場合は、後述の所有者 (RBAC) を使用します。

 

一方で、1 つのアカウントが、複数の Azure サブスクリプションのサービス管理者になることがあります。
これは以下のような関係になります。

 

 

今回は Azure サブスクリプションを基点にご説明をしておりますが、もしサービス管理者を基点に考えるのであれば、この関係は以下のように考えることもできます。

 

 

 

所有者 (RBAC のロール)

所有者は従来のロールとは異なる RBAC によるロールの 1 つです。
RBAC 自体は、Azure サブスクリプションのみならず、様々なリソースに対して設定が可能なものとなります。

 

Azure サブスクリプションに対して所有者が付与されているアカウントは、Azure ポータルからその Azure サブスクリプションを参照し各種リソースの管理を行えます。
所有者のみが付与されているアカウント (前述のアカウント管理者が付与されていないアカウント) は、Azure アカウント センター上からはその Azure サブスクリプションを参照することができません。
所有者は、あくまで Azure ポータルからのみその Azure サブスクリプションを参照できます。
該当 Azure サブスクリプション内のリソースに対して、サービス管理者と同等の権限を持ちます。

 

Azure サブスクリプションを作成すると、既定でその作成時のアカウントがアカウント管理者・サービス管理者・所有者に設定されます。

 

Azure サブスクリプションには所有者を複数紐づけられます。
これは以下のような関係になります。

 

 

また、1 つのアカウントが、複数の Azure サブスクリプションの所有者になることもあります。
これは以下のような関係になります。

 

 

今回は Azure サブスクリプションを基点にご説明をしておりますが、もし所有者を基点に考えるのであれば、この関係は以下のように考えることもできます。

 

 

Azure AD の管理者について


本記事に Azure AD の管理者は関係してきませんが、Azure サブスクリプションの管理者と混同することが多いようですので、少しご紹介をしておきます。

 

Azure AD の管理者には、代表的なものとして以下がございます。
(すべてをご案内するものではございません)

 

  • 全体管理者

 

この全体管理者は、Azure AD 上で一番強い権限を持つ管理者です。
一般的に Azure AD 上で様々な管理業務を行うアカウントに設定をします。

 

全体管理者自体は、Azure サブスクリプションに対して何かしらの権限を持つものではないのでご注意ください。
あくまで、Azure AD 上での管理者になります。

 

Azure サブスクリプションと Azure AD の関係について


Azure サブスクリプションと Azure AD の関係についてご説明します。

 

Azure サブスクリプションには既定の Azure AD が必ず 1 つのみ紐づきます。
これは以下のような関係になります。

 

 

Azure サブスクリプションに既定の Azure AD が複数紐づくことはありません。
そのため以下のような関係は起こりえません。

 

 

一方で、Azure AD は、複数の Azure サブスクリプションから紐づけされることがあります。
これは以下のような関係になります。

 

 

今回は Azure サブスクリプションを基点にご説明をしておりますが、もし Azure AD を基点に考えるのであれば、この関係は以下のように考えることもできます。

 

 

Azure サブスクリプションの管理者と Azure AD の関係について


Azure サブスクリプションの管理者と Azure AD の関係についてご説明いたします。

 

上記「Azure サブスクリプションの管理者について」でご説明をした Azure サブスクリプションの各管理者は、その Azure サブスクリプションに紐づく既定の Azure AD 内に Member もしくは Guest として存在しているアカウントである必要があります。
この条件を満たしていれば、組織アカウントでも Microsoft アカウントでもその Azure サブスクリプションの各管理者になれます。
逆に言いますと、Microsoft アカウントや他の Azure AD 内の組織アカウントをある Azure サブスクリプションの各管理者に設定をしたい場合、その Azure サブスクリプションに紐づいている Azure AD に Guest として招待する必要があります。

 

以下のような関係が起こりえます。
いくつかの例を記載します。

 

例1)

 

例2)

 

例3)

 

Azure ポータルについて


Azure ポータルについてご説明いたします。

 

Azure ポータルでは、サインインをしたアカウントに基づき、常に 1 つの Azure AD に紐づく情報 (Azure サブスクリプション、各リソースなど) のみが参照可能です。
これを制御するのが、Azure ポータル上の以下の機能です。

 

  • ディレクトリの切り替え
  • グローバルなサブスクリプション フィルター
  • 使用例

 

それぞれについてご説明いたします。

 

ディレクトリの切り替え

ディレクトリの切り替えでは、現在サインインをしている Azure ポータル上でどの Azure AD に紐づく情報 (Azure サブスクリプション、各リソースなど) を参照するかを選択することができます。

 

[ディレクトリの切り替え] 画面は、以下の手順で確認することができます。

 

  1. Azure ポータルにサインインする
  2. 画面上部の [ディレクトリ + サブスクリプション] のアイコンをクリックする
  3. [ディレクトリの切り替え] 画面が表示されることを確認する

 

この [ディレクトリの切り替え] 画面で、現在サインインをしている Azure ポータル上でどの Azure AD に紐づく情報 (Azure サブスクリプション、各リソースなど) を参照するか選択します。

 

 

グローバルなサブスクリプション フィルター

グローバルなサブスクリプション フィルターでは、ディレクトリの切り替えで選択した Azure AD に紐づく Azure サブスクリプションを更にフィルターすることができます。

 

[グローバルなサブスクリプション フィルター] 画面は、[ディレクトリの切り替え] 画面と同じ手順で確認することができます。
以下が [グローバルなサブスクリプション フィルター] 画面になります。

 

 

この [グローバルなサブスクリプション フィルター] 画面で、ディレクトリの切り替えで選択した Azure AD に紐づく Azure サブスクリプションを更にフィルターします。

 

 

使用例

例えば、以下のような状況が存在したとします。

 

 

この状況で、a@a.onmicrosoft.com で Azure ポータルにサインインをしたとします。
この場合、[ディレクトリの切り替え] 画面には以下の Azure AD が表示されることになります。

 

  • a.onmicrosoft.com
  • b.onmicrosoft.com

 

これは、サインインに使用したアカウント (a@a.onmicrosoft.com) が所属している Azure AD がこの 2 つだからです。

 

この [ディレクトリの切り替え] 画面で a.onmicrosoft.com を選択した場合、その Azure ポータル上では以下の Azure サブスクリプションとその中のリソースを参照できます。
※ [グローバルなサブスクリプション フィルター] 画面で [すべて選択] が選ばれていることを前提に致します。

 

  • Azure サブスクリプション A
  • Azure サブスクリプション C

 

これは、選択をした Azure AD (a.onmicrosoft.com) を既定の Azure AD とする Azure サブスクリプションがこの 2 つで、かつサインインに使用したアカウント (a@a.onmicrosoft.com) がこれらのサブスクリプションに対して Azure ポータル上で参照が可能な権限を持っているからです。

 

同様に [ディレクトリの切り替え] 画面で b.onmicrosoft.com を選択した場合、その Azure ポータル上では以下の Azure サブスクリプションとその中のリソースを参照できます。

 

  • Azure サブスクリプション B

 

これは、選択をした Azure AD (b.onmicrosoft.com) を既定の Azure AD とする Azure サブスクリプションがこの 1 つのみで、かつサインインに使用したアカウント (a@a.onmicrosoft.com) がこのサブスクリプションに対して Azure ポータル上で参照が可能な権限を持っているからです。

 

Azure サブスクリプション作成時の動作について


Azure サブスクリプション作成時の動作についてご説明いたします。

 

Azure サブスクリプションはその作成に使用したアカウントに基づき、既定の Azure AD が決まります。

 

例えば、どの Azure AD にも所属していない以下の Microsoft アカウントが存在したとします。

 

  • a@contoso.com

 

このアカウントで Azure サブスクリプションを作成したとします。
すると、以下のように Azure サブスクリプションと Azure AD が作成されます。

 

 

この Azure サブスクリプションの作成に使用した Microsoft アカウント (a@contoso.com) は、まだどの Azure AD にも所属していないため、そのアカウントのメールアドレスを基に acontoso.onmicrosoft.com という Azure AD が作成され、それを既定の Azure AD とする Azure サブスクリプションが作成されます。

 

同アカウントで 2 つ目の Azure サブスクリプションを作成したとします。
すると、次に以下のように Azure サブスクリプションが作成されます。

 

 

この Azure サブスクリプションの作成に使用した Microsoft アカウント (a@contoso.com) は、既に Azure AD (acontoso.onmicrosoft.com) に Member として所属しているため、その Azure AD を既定の Azure AD とする Azure サブスクリプションが作成されます。
以降、同様の動作となります。

 

例えば、以下の組織アカウントが存在したとします。

 

 

このアカウントで Azure サブスクリプションを作成したとします。
すると、以下のように Azure サブスクリプションが作成されます。

 

 

この Azure サブスクリプションの作成に使用した組織アカウント (a@a.onmicrosoft.com) は、既に Azure AD (a.onmicrosoft.com) に Member として所属しているため、その Azure AD を既定の Azure AD とする Azure サブスクリプションが作成されます。

 

関連する弊社公開情報など


Azure サブスクリプションと Azure AD について、様々な弊社公開情報などを以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Azure ポータル
https://portal.azure.com/

 

Azure アカウント センター
https://account.azure.com/Subscriptions

 

従来のサブスクリプション管理者ロール、Azure RBAC ロール、および Azure AD 管理者ロール
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/role-based-access-control/rbac-and-directory-admin-roles

 

Azure サブスクリプション管理者を追加または変更する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-add-change-azure-subscription-administrator

 

Azure サブスクリプションを Azure Active Directory テナントに関連付けるまたは追加する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/active-directory-how-subscriptions-associated-directory

 

Azure サブスクリプションを Azure Active Directory テナントに関連付けるまたは追加する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/active-directory-how-subscriptions-associated-directory

 

Azure サブスクリプションの所有権を別のアカウントに譲渡する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/billing/billing-subscription-transfer

 

クイック スタート: Azure Active Directory で新しいテナントを作成する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/active-directory-access-create-new-tenant

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。

ストレージ アカウントの課金について

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ストレージ アカウントの課金について

皆さん こんにちは。Microsoft Azure サポート チームです。

本記事ではストレージ アカウントについて、その概要と課金に関する点をご案内します。特に課金については複雑であり、本件でも全てを網羅できているわけではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
 

  •  

    ストレージ アカウントの概要


    ストレージ アカウントとは Azure 上で利用するデータを取り扱うにあたって、冗長性やデータの利用頻度、パフォーマンスなどを設定し、それに基づいた複数の種類のストレージ サービスを用いてデータの保持や課金を取りまとめて扱うサービスの一種です。

    新たにファイルやBlobなどデータを保存するストレージを作成したい場合は、管理ディスクを利用する場合を除き、新規もしくは既存のストレージ アカウントと紐づけて各種ストレージ サービスを作成する必要があります。

    考え方としては Web Apps 等が属するApp Service プランのイメージに近いかと思います。

     

    1. ストレージ アカウントの種類

    ストレージ アカウントは、その汎用性により3つの種類が用意されています。

    汎用(General Purpose) v2 アカウント 基本的なストレージ アカウントの種類です。Azure Resource Manager(以下ARM)モデルにおいて ストレージを使用するほとんどのシナリオにお勧めします。
    汎用 v1 アカウント ARMモデル以前の従来のアカウントの種類です。 ARMモデルの場合は、ご利用可能であれば汎用 v2 アカウントを代わりに使用してください。クラシックモデルをご利用の場合はこちらのストレージアカウントのみ利用可能です。
    BLOB ストレージ アカウント データをブロック BLOB として格納するために特化したストレージ アカウントです。

     
    各種類によって利用できるストレージや、選択できるパフォーマンスレベル / 冗長性(レプリケーション)/ アクセス層が異なります。

    アカウントの種類やそれぞれ選択できる項目の詳細については以下のサイトをご覧ください。

    - Azure ストレージ アカウントの概要
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/storage-account-overview#types-of-storage-accounts

     

    2. ストレージ アカウントで利用できるストレージ サービス

    前述のストレージ アカウントの種類によって異なりますが、実際のデータの格納には以下のストレージ サービスを利用することができます。

    • ブロックBLOB / ファイル / ディスク(ページ BLOB) / キュー / テーブル

    1つのストレージ アカウントから利用できるストレージの種類や格納するデータの数には制限はありません。ただし、ストレージ アカウント全体での 500TBまでのサイズの制限や、アカウントごとの最大要求レートや最大送受信速度の制限があります。また、それぞれのストレージ サービスに対しても制限があります。

    詳細につきましては以下のサイトをご覧ください。

    - Azure Storage のスケーラビリティおよびパフォーマンスのターゲット - ストレージ アカウントのスケーラビリティ ターゲット
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/storage-scalability-targets#scalability-targets-for-a-storage-account

     

    ストレージ アカウントの料金の考え方


     
    ストレージ アカウントを利用する際の料金についてはいろいろな要素があります。

    1.基本的な課金要素について

    まず各種ストレージに対して、以下の使用量に対して課金が発生します。

    1. データ保存量
    2. トランザクション量
    3. データ転送量

    さらにストレージ アカウントを作成した際に選択した項目(ストレージ アカウントの種類、リージョン、アクセス層、冗長性)によって、データ保存量や転送量に対する基本料金が変わったり、追加の料金が発生することがあります(例:XXリージョンでのクール アクセス層は 10/GBだが OOリージョンでのホット アクセス層は 20/GB など)。

    冗長性もGRS RA-GRSなどのリージョン間のレプリケーションが必須となるものを選択すると、その分の追加のデータ転送料金が発生します。

     

    2.各種課金対象の使用量の算出の考え方について

    a) データ保存量

    Standardストレージアカウントの場合は、実際に保存されているデータの利用状況を日割り(どの月であっても1か月 = 31日)で算出します。またデータ保存量に増減があった場合、その日の内の最大保存量が対象となります。

    例えば、あるストレージに10日間 100GBのデータを置いておいた場合は、1か月で考えると10日間 100GB を保存し、21日間 0GB を保存していたことになります。そのため一日あたりの平均利用量は (100GB * 10/31+ 0GB * 21/31) = 32.25806GB になります。それにより実際の料金は (32.25806 * 1か月分の料金)となります。

    ただし、Premium ストレージアカウントに保存されたディスクの使用料金は、実際の利用料ではなくディスクのサイズにより決定されます。(例:128 GB のディスクの 10 GB のデータが保存されている場合、Premium ストレージアカウントでは 128 GB 分の課金が発生します。Standard ストレージアカウントでは 10 GB 分の課金となります。)

    Premium ストレージアカウントの使用料金については管理ディスクの記事を参考にしてください。

    なお、課金対象となるディスクの利用状況のサイズと、仮想マシンの Explorer から確認できるサイズに違いが出る場合があります。これは最適化処理時の一時ディスクの利用によるものであったり、ディスクのデータ保存時の割り当てのサイズによる影響が考えられます。

     

    b)トランザクション量

    トランザクションは主にストレージに対する書き込み操作および読み込み操作(I/O)が該当します。

    具体的なトランザクション量ですが、こちらは対象となるデータをいくつのブロックサイズで処理するかによって変わってきます。

    例えば 4KB 単位で I/O を行うアプリケーションがあったとしますと、1GB = 1,048,576 KB) を書き込む場合のトランザクションは以下のようになります。

    1,048,576 KiB / 4KiB = 262,144  トランザクション

    512KB 単位でI/O が行われた場合、1GB 書き込み時のトランザクションは以下のようになります。

    1,048,576 KiB / 512KiB = 2,048 トランザクション

    上記トランザクション数に、例えば「トランザクション 10,000 回あたり \0.01 」を乗算すると、トランザクション料金となります。

    実際のブロックサイズは、ディスク I/O を要求するアプリケーションの実装に依存します。また同一の 仮想マシンによるディスク I/O であっても様々なサイズでのトランザクションが行われますので、具体的なサイズのご案内は困難であることをご了承ください。

    また I/O 以外にもいくつかトランザクションに該当するものがあります。詳細につきましては以下のサイトをご覧ください。

    - Understanding Windows Azure Storage Billing – Bandwidth, Transactions, and Capacity

    https://blogs.msdn.microsoft.com/windowsazurestorage/2010/07/08/understanding-windows-azure-storage-billing-bandwidth-transactions-and-capacity/

     

    c) データ転送量

    該当のストレージ アカウントを経由して異なるリージョンや Azure の外へ送信されたデータ量が課金対象となります。受信データや、同一リージョン内への送信データについては課金対象となりません。

    例えば該当のストレージに Web情報が格納されていて、そのサイトの1か月のページビューが 60,000 PV であり、ページ当たりの平均バイト数が 500 Kバイトの場合には、60,000 PV x 500 KB = 30.0 GB/月 かかることになります。

     


    参考情報


    ストレージ アカウントと各ストレージの詳細や課金情報については以下の情報を参考にしてください。

    〇 Azure ストレージ アカウントの概要
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/storage-account-overview

    〇 ブロック BLOB の料金
    https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/blobs/

    〇 Azure ページ BLOB の価格
    https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/page-blobs/

    〇 Azure Files の料金
    https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/files/

    〇 Azure Table Storage の料金
    https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/tables/

    〇 Azure Queue Storage の価格
    https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/queues/

    〇 Windows Azure 計算ツールの使い方
    https://blogs.msdn.microsoft.com/dsazurejp/2014/03/26/windows-azure/

     

    ご案内内容は以上となります。

    併せて「管理ディスクの課金について」もご覧いただければ幸いです。

     


管理ディスクの課金について

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皆さん こんにちは。Microsoft Azure サポート チームです。

本記事では管理ディスクについて、その概要と課金に関する点をご案内します。ぜひストレージ アカウントの記事と合わせてご覧ください。

 

管理ディスクの概要


これまでストレージ アカウントでディスクという概念でストレージを使用しようとした場合は、ページBLOBを作成していました。

またVM作成時のOSディスクを指定する場合にも、ストレージ アカウントを設定し、使用していました。そのためストレージ アカウントとしての制限により、想定したような動作とならなかったりすることがありました。

何よりオンプレミスのHDDのような単独での取り扱いのしやすさを求める利用者の声も多く、それを実現するものとして管理ディスク(Managed Disk)が用意されました。

管理ディスクはこれまでお客様が作成、管理しなければいけなかった ストレージ アカウントの仕組みの部分をAzure側が管理するようになっています。

ユーザーは Azure ポータルからリソースとして "ディスク" を選択することで管理ディスクを作成できます。そうして作成した管理ディスクを既存のVMのデータディスクとして利用することも可能です。また現在では VMを新規作成する際には、OS用ディスクとして最初から管理ディスクを作成して利用することができます。

 

1.管理ディスクの種類

管理ディスクには以下の4つの種類があります。

Premium SSD ミッション クリティカルな運用環境をホストしている VM 向けの高パフォーマンスなディスク
Standard SSD 一般的なアプリ利用や開発向けのバランスのよいディスク
Standard HDD データバックアップや不定期に起こるアクセス向けのコスト効果の高いディスク
Ultra SSD 2018/11月時点でプレビューです

 
それぞれの種類により、設定できる汎用性や、基本料金が異なります。

なお、この種類の選択は、管理ディスクだけでなく、一部Blob ストレージでも同じように選択が可能です。

 

 

管理ディスクの料金の考え方


ディスクの種類にもよりますが、ストレージ アカウントに比べて分かりやすくなっています。
 

1. 基本的な課金要素について

管理ディスクは以下の使用量に対して課金が発生します。

  1. トランザクション量
  2. データ転送量
  3. スナップショット

また、管理ディスクを作成した際に選択した項目(ディスクの種類、ディスク サイズ)により基本料金が異なります。
 

2.データ保持に関する課金について

保存しているデータに対する課金ですが、管理ディスクの場合には、作成時に選択されたディスクのサイズによって料金が異なります。そのディスク中に保存しているデータ量が多くても少なくても料金は変わりません。
ここが Standard ストレージアカウントを利用したディスク料金の考え方と大きく違うところです。
ディスクのサイズについては複数の固定サイズが用意されており、管理ディスク作成時に指定したデータサイズを格納することができる最も少ないサイズのディスクが自動的に割り当てられます。
例えばディスクサイズとして 128GB, 256GB, 512GB, 1TB, 2TB, 4TB というように用意されていたとします。管理ディスク作成時に保存見込みデータ量として500GBを指定した場合、割り当てられるディスクサイズは 512GB となります。
そのため、見積もりでは 50~200GB程度利用する予定ではあるが、余裕をもって 300GB を指定すると、512GBのディスクが割り当てられるので、保存しているデータ量が少なくても料金は 512GBのディスク金額に固定されてしまいます。そのため当初は少な目のサイズを選択し、後日利用量が増えて割り当てられたディスクサイズ以上となりそうになった時点でディスクサイズを大きいものに変更する、などといった対応が可能です。ただしディスクサイズを大きくすることはできますが、小さくすることはできませんので、運用については十分ご検討いただければと思います。
なお、ディスクサイズの料金は月額になります。もし利用期間が1か月未満の場合には、月額をベースとして時間単位で課金されます。
管理ディスクの種類や用意されているディスクサイズ、それぞれの料金などについては以下のサイトご覧ください。

- Managed Disks の価格
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/managed-disks/

 

3. 各課金要素の使用量の算出の考え方について

a) トランザクション量

 こちらは管理ディスクの種類によって異なります。

) Premium SSD

トランザクション量に対する課金はありません

) Standard SSD

Standard SSDの場合は、I/O のブロックサイズが256 KB を超える単位であった場合、256 KB をブロックサイズとしてトランザクションを計算します。

例えば 4KB 単位で I/O を行うアプリケーションがあったとすると、4KB 256KB を超えないので、1GB 書き込み時のトランザクションは Standard HDD 同様に以下のようになります。

1,048,576 KB / 4KB = 262,144  トランザクション

512KB 単位で I/O が行われた場合、512KB 256KB を超過しますので、トランザクションの計算単位としては 256 KB が適用されます。

1,048,576 KiB / 256KiB = 4,096 トランザクション

) Standard HDD

ストレージ アカウントの場合と同じく、I/Oの際のブロックサイズがベースとなります。

 

 b) データ転送量

基本的な考え方はストレージ アカウントと同じです。

 

c) スナップショット

スナップショットはディスクのバックアップイメージです。管理ディスクの通常の保存データの課金方式とは異なり、こちらは保存されたスナップショットのサイズに対して課金が発生します。

Premium SSD/Standard SSD は、スナップショットの保存先に SSD/HDD いずれかを選択できます。それぞれ月額の基本料金が異なります。

なお、Standard HDD HDD のみ選択可能です。

 

参考情報


Azureディスクストレージの種類(20186月現在)

https://blogs.technet.microsoft.com/jpaztech/2018/06/11/choose_azure_disk/

〇 What disk types are available in Azure?
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/windows/disks-types

〇 Managed Disks の価格
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/managed-disks/

 

ご案内内容は以上です。

こちらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

 

CSP パートナー切り替えについて

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いつも大変お世話になります。Microsoft Azure サポート チームです。

Azure サブスクリプションの CSP パートナー切り替えについてご案内させていただきます。
ご参考になりましたら幸いです。

 

 

本記事の目的


弊社サポート サービスに、Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替える際のお問い合わせをいただくことがあります。

 

後述しますが、この作業は弊社サポート サービスを含め、切り替え元 CSP パートナー、切り替え先 CSP パートナー、顧客など様々な関係者様が連携して作業を行うことになります。

この Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替える際の以下について CSP をご利用の様々なお客様にご理解をいただくこと、お知らせすることを本記事の目的にしています。

 

  • 全体の流れ
  • 弊社サポート サービス利用時のお願い

 

!! 注意事項 !!
本記事のみで CSP パートナーの切り替えについて全てをご案内するものではありません。
是非、「関連する弊社公開情報」も併せてご参照いただけたら幸いです。

 

CSP パートナーの切り替えとは


本題に入る前に、「Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替える」というものがどのようなものであるかについてご説明します。

 

  • CSP の Azure サブスクリプションについて
  • Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替えるとは

 

それぞれについてご説明いたします。

 

CSP の Azure サブスクリプションについて

CSP は「クラウド ソリューション プロバイダー」の略です。
CSP パートナーは顧客と直接の関係を構築し、弊社 Microsoft の各種クラウド サービス (Azure、Office 365 など) を提供します。
CSP パートナーは固有のサービス・価格設定や付加価値を基に、顧客に様々なサービスを提供します。

 

顧客は、Microsoft から直接 Azure を購入して使用することもできますし、CSP パートナーから Azure を購入して使用することもできます。

 

Microsoft から直接 Azure を購入する場合、関係は以下になります。

 

 

一方で、CSP パートナーから Azure を購入する場合、関係は以下になります。

 

 

このように CSP パートナーから購入する Azure サブスクリプションを、CSP の Azure サブスクリプションと言います。

 

Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替えるとは

顧客 A が CSP パートナー A から、Azure サブスクリプション A と B を購入したとします。
この場合、その関係は以下になります。

 

 

この顧客 A が、Azure サブスクリプション A と B を保持したまま、CSP パートナー A から CSP パートナー B に切り替えたいとします。
この場合、切り替え後の関係は以下になります。

 

 

Azure サブスクリプション A と B はそのままで、CSP パートナー A が CSP パートナー B に切り替わるだけです。

 

これが、Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替えるということです。

 

全体の流れ


Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替える手順について全体の流れをご説明します。

 

この流れには以下が関与します。

 

  • 顧客
  • 切り替え元 CSP パートナー
  • 切り替え先 CSP パートナー
  • Microsoft の Azure サポート

 

これは以下の流れで行われます。
なお、切り替え先 CSP パートナーが顧客とリセラー関係を確立していることが前提になります。

 

  1. 譲渡フォームを完成する
  2. 譲渡フォームを提出する
  3. 切り替えを実施する
  4. 旧情報を削除する

 

それぞれについてご説明いたします。

 

  1. 譲渡フォームを完成する

    顧客、切り替え元 CSP パートナー、切り替え先 CSP パートナーの作業です。

     

    切り替え元 CSP パートナーが以下から譲渡フォームをダウンロードします。

     

    https://assets.windowsphone.com/5222c408-e546-4e01-b72a-2ec7d4c43d57/CSP_Subscription_Transfer_Form_Azure_InvariantCulture_Default.zip

     

    この譲渡フォーム内には以下の入力欄があります。

     

    • 顧客情報
    • 切り替え対象の Azure サブスクリプション情報
    • 切り替え元 CSP パートナー情報
    • 切り替え先 CSP パートナー情報

     

    切り替え元 CSP パートナーが「切り替え対象の Azure サブスクリプション情報」「切り替え元 CSP パートナー情報」を入力します。
    その後、切り替え元 CSP パートナーは顧客にその譲渡フォームを送信します。

     

    顧客は切り替え先 CSP パートナーと協力し、「顧客情報」「切り替え先 CSP パートナー情報」を入力します。
    その後、顧客は切り替え元 CSP パートナーにその譲渡フォームを返信します。

     

    切り替え元 CSP パートナーは、譲渡フォームの必要項目が全て入力されていることを確認します。

     

  2. 譲渡フォームを提出する

    切り替え元 CSP パートナーの作業です。

     

    切り替え元 CSP パートナーは、完成した譲渡フォームを Microsoft の Azure サポートに提出します。
    この際に、切り替え元 CSP パートナーは、CSP パートナーセンターから対象顧客の Azure ポータルに遷移し、そこから Azure サポートへお問い合わせを作成してください。
    そのお問い合わせ内容として、CSP パートナーの切り替え依頼であることを明記していただき、完成した譲渡フォームを添付してください。

    このような形で完成した譲渡フォームを Microsoft の Azure サポートに提出します。

     

  3. 切り替えを実施する

    Microsoft の Azure サポートの作業です。

     

    Microsoft の Azure サポートは、切り替え元 CSP パートナーが作成したお問い合わせを通して、譲渡フォームの内容に基づいて対象サブスクリプションを切り替え元 CSP パートナーから切り替え先 CSP パートナーに切り替えます。

    作業が完了をしましたら、Microsoft の Azure サポートから同お問い合わせを通して切り替え元 CSP パートナーに結果をお知らせします。

     

  4. 旧情報を削除する

    切り替え先 CSP パートナーの作業です。

     

    切り替えが行われた Azure サブスクリプションに設定されている、切り替え元 CSP パートナーの各種ロールを削除します。

 

以上で、Azure サブスクリプションの CSP パートナーを切り替える作業を終了です。

 

弊社サポート サービス利用時のお願い


Azure サブスクリプションの CSP パートナー切り替えについて、弊社サポート サービスご利用時のお願い事を書かせてください。

 

上記「全体の流れ」に記載をしました通り、この手順を完了するために、手順「譲渡フォームを提出する」で Azure サポートに 1 つお問い合わせを作成することになります。
ここで作成されるお問い合わせは、Azure サポートが譲渡フォームの内容に基づいて CSP パートナー切り替え作業を行うためのお問い合わせになります。

 

その前の手順「譲渡フォームを完成する」でそこに入力する切り替え元・先 CSP パートナーの情報の収集の際にお困りのことがあったり、それ以前の「切り替え先 CSP パートナーが顧客とリセラー関係を確立」で不明な点などがありましたら、弊社の以下窓口に別途ご相談をいただけますと幸いです。
これは、切り替え元・先 CSP パートナー様の情報についてのご対応、CSP 契約固有のご対応となるためです。

 

パートナー コールセンター
https://partner.microsoft.com/ja-jp/support/call-center

 

また最後の手順「旧情報を削除する」で、その手法などでお困りのことがありましたら、切り替え先 CSP パートナーから Azure サポートへ別途ご相談をいただけますと幸いです。
これは、Azure サブスクリプション上の操作についてのご対応となるためです。

 

お客様からの個々のご依頼・ご要望に対してより専門性を持った対応を行わせていただくこと、お客様情報保護の観点からその内容に応じた適切なチームで適切な情報をお取り扱いすること、これらを目的に専門チームをそれぞれ用意しそれぞれに窓口が用意されています。

 

本記事でご紹介をしているような様々な立ち位置の方々が関連するご案件の場合、どうしても関係者皆様には弊社様々な窓口やサポート サービスを併用していただくことになってしまいます。
弊社サポート窓口が複数あることでお客様にはご不便とご面倒をおかけする側面が決して少なくない事、しっかりと理解しそれを踏まえまして各窓口で誠意ご支援にあたらせていただきます。
何とぞこの点についてお客様皆様のご理解を賜れましたら幸いです。

 

関連する弊社公開情報


Azure サブスクリプションの CSP パートナー切り替えについて、様々な弊社公開情報を以下にご案内します。
併せてご利用ください。

 

Azure CSP サブスクリプションを別の CSP パートナーに切り替える
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-solution-provider/customer-management/switch-subscription-to-different-csp-partner

 

Azure サブスクリプションの譲渡
https://docs.microsoft.com/ja-jp/partner-center/switch-azure-subscriptions-to-a-different-partner

 

Azure in CSP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/offers/ms-azr-0145p/

 

Microsoft ソリューション プロバイダーの検索
https://www.microsoft.com/ja-jp/solution-providers/home

 

パートナー コールセンター
https://partner.microsoft.com/ja-jp/support/call-center

 

 

以上の通りご案内いたします。
引き続き弊社製品・サービスについてお客様のお役に立てる情報のご案内に努めさせていただきます。
よろしくお願いします。



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